睡眠不足が引き起こす老化現象

コラム

睡眠不足による心身への悪影響

【1】老化サインが2倍に 「睡眠の質が落ちると、シミやシワ、たるみなどの老化サインが2倍に増えるという研究報告があります」

 

【2】鬱病の原因に 「心にも影響を与え、自己肯定感や自尊心が低下し、鬱病の原因になる結果も。心の不調が出る前に、睡眠の状況を見直すことが大切です」

 

【3】肥満度が高くなる 「睡眠はダイエットにも関係があり、睡眠時間が適切でないと肥満度が高くなることも多方面の研究で明らかです。食欲を抑えるホルモンが減少し自制できなくなるため、徹夜すると通常より1000kcal以上多く食べてしまうという研究報告も」

 

睡眠不足は糖化ストレスを加速させる

睡眠時間が短いと「食後高血糖(血糖スパイク)」が起こりやすくなります。

良質な睡眠を7時間とったあとに朝食を食べると、血糖スパイクは起こりません。しかし3〜4時間睡眠だと血糖スパイクが起こりやすく、さらに昼食後もまた血糖スパイクが起きてしまいます。

 

普段は7時間睡眠の人でも、ときどき3〜4時間睡眠に追い込まれると血糖スパイクが起こりやすくなるので注意が必要です。

 

「AGEs(終末糖化産物)」は、血糖スパイクのときに最も多く産生されます。睡眠不足だと「メラトニン」による分解促進が減ってしまうので、「糖化ストレス」への影響は大きいと考えられるでしょう。

 

睡眠時間は6〜7.5時間がベスト

「糖化ストレス」をケアするためには、毎日6〜7.5時間くらいの睡眠を取ることが理想です。

ご自身が睡眠不足かどうかは「昼間眠いかどうか」「昼間怠け者になっていないかどうか」の2点で判断してみてください。昼間どうしても眠くなってパフォーマンスが落ちてしまう場合は、睡眠不足に陥っているサインです。